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Nintendo Switch の Joy-Con(L) の通信品質問題の考察と改造

Nintendo Switch の Joy-Con(L) の通信品質問題の考察と改造

Joy-Con(L) の基板を見たら ”通信品質に疑問を感じるのは気のせいじゃない” と思えたので、
自分なりに対策してみました。

最初に

今回の改造を行うと、(と言うかアンテナ以外でも Joy-Con 基板を弄ると) 技適マークの効果は切れます。


すると、周囲に迷惑の掛からないような規定された施設外での通信は違法となります。
この辺 変にアドバイスする気はありませんから法律をちゃんと読みましょう。かなり明確に記述されているから理解は可能だよ。

要約: 勝手に改造しても俺は知らんよ。自己責任。

まずは流れをまとめよう

これは単なる備忘録なので、忘れないために敬意を時系列に

  1. 発売数日前から海外で Joy-Con(L) の通信品質に疑問を感じる: 参考URL
  2. Nintendo Switch の発売日前後に日本に伝来
  3. iFixit や 4Gamer さんが分解する: 参考URL(個人的に見やすい 4Gamer)
  4. アンテナの場所が悪いんじゃね? と思う。
  5. Engadget Japanese がアンテナ作るマンを紹介: 参考URL
    • フェイスレスによる脳の乗っ取り。分解欲が爆発。
  6. 本体が売っていないので Joy-Con(L) だけ購入。PC と接続した感じ、通信品質に疑問。
  7. 分解して Twitter で #JoyCon電波改善犯 を投稿しだす。
  8. いわゆる技適厨と不毛な戦いをする気も、違法行為を堂々と自慢するつもりもないので、電波法110条をきちんと理解する
    • 不明な点は色々と確認しました
  9. Amazon でアンテナを買って改造
      • 商品はこちら
  10. 改造したけど、数値で改善結果が提示できないし、動画をさらす気もないので黙る
  11. Nitnendo Switch が ヨドバシ.com で買えたので、うれしくなっちゃう
  12. GOROman のひと から突かれたので記事にまとめている ←今ここ

分解画像による「通信品質」に対する考察


Joy-Con(L) のアンテナはコレ。パターンアンテナです。
Joy-Con(R) は分解していないので分解記事を見た感想ですが、(R) はアンテナを基板上に配置しておらず、だから問題が起きないと思われます。
キチンとした測定機材が無いので予想になりますが、アンテナの場所が悪い と言うのが僕の見解です。

  • アンテナの隣にはアナログスティックの金属板(反射)
  • 反対 (ケースの外) には L ボタンを押すために人差し指で肉のカーテン(吸収)
  • 親指でスティックを構えると前面も(吸収)
  • 上下には出る電波の強度は低い(アンテナの特性)

という、持ち方によって変わりそうな裏面以外は全方位不利な位置ですので、Bluetooth の電波は届きにくいと思うのですよ。
Joy-Con(R) のアンテナの配置はそういうところを配慮したような位置に置かれているので、コストを鑑みてもどうにかならなかったのか… と思ってしまいますね。

ちゅーことで試してみた事

アンテナはやっぱりパターンアンテナにしよう

外人さん Youtuber みたいにリード線でアンテナを作るのは嫌なので、僕はパターンアンテナを取り付けました。
Amazon で売ってるコレです(再度)。



本当はフレキのパターンアンテナが良かったのですが、世の中には 2.4GHz 帯用の安価なアンテナに需要は無いようなので
これしかない需要で買いました。


蟹の爪のように中身がぎっちり詰まっている Joy-Con(L) に内蔵させるにはあまりにも厚い…
そして、実際入手してみると結構でかい。

デカいアンテナの配置を考える

部品がギッチリで、手の中に納まる小型な Joy-Con における理想的なアンテナの場所というのは、素人には判断付きませんでしたので、
Joy-Con(R) を参考に、バッテリとスライドの間 にすることに。
ここにはバッテリを固定するためのプラスチックがあるので、切り取ればスペースが空くでしょう、きっと。 


ここに、こんな感じで埋めることに↓

プラスチックパーツの切除

どうせ見えないし、適当にニッパーで切って、金属やすりでスペースを作ります。

そう、こんな感じに。 

無駄に長いアンテナのケーブルを削って剥いてはんだ付け

これも語ることないですね。
こんな感じで、テストポイントにはんだ付けしました。


なお、はんだ付けはバッテリーだけ取り外しましたが、基板はケースに着けたままです。だって面倒くさいんだもの。

組み上げておしまい

Amazon で買ったアンテナ大きいのでだいぶ削りましたが、それでもキツキツ。
でも何とか収 まり、元通り。


ネジが一本足りないですが、たまの失敗はスパイスだって偉い人も言ってますし、気にしてもしゃーないよね。

改造の効果

体感では改善しているんですけど、数値で改善結果が提示できないので、

かなり改善されました。(個人の感想です)

としか言えません、スミマセン…
Windows の HID デバイスなゲームパッドの入力が受け取れているかを 60fps くらいで判定して、エラーレートを出してくれるようなアプリを知っている方、教えていただけると助かります。



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